きっと毎日が変わる、第二章。

ついに発表されたね、HT-03Aこと"HTC Magic"。NTTドコモ向けの初Android機。
まだ実機を触ってないからデモや資料での印象になるけど、これはいい。iPhoneと同じくネットワークに常に繋がっているのを前提として作られたOSを積み、ウェブとの親和性が高い。特にGoogleのアプリケーション群との親和性はやばいくらい。端末とウェブ側がリアルタイムに同期するなんてね。母艦と同期できないフツーのケータイは論外として、WindowsMobile機みたいに同期できるのでもいちいちケーブル刺してやるのって邪魔くさいから、無線で勝手にやってくれるって言うんは大きなメリット。
レンダリングエンジンにWebkitが採用されたブラウザーを標準で積んでるから、ふつうのウェブサイトがちゃんと見えるのもいい。今はケータイサイト全盛期だから大抵のことは事足りるとはいえ、欲しい物全てにモバイルアクセスが存在する保証はどこにもない。だいたい、なんだかんだいっても実験場になるのはふつうのウェブの方が多い*1。ウェブの進化を追っかけるのに、国内で閉じてるのは心細い。それに、いじり倒すにもこういうちゃんとしたブラウザーの方が遊べる。
次にアプリケーション開発のことを考えると、開発環境がJavaだから開発者の裾野が広く、いいアプリケーションが出てきそう。もちろん、イノベーター層だとObjCだろうが速攻でマスターして書いちゃうから開発言語はあまり重要ではないのかもしれないけど、今までのノウハウを流用できるに越したことはない。加えて、いわゆるケータイアプリ開発との共通点もあるから(プロファイルが違うけどアレもJava)、そっちのノウハウを持った層も流れ込んできて、化学反応するんじゃないかな?
とにかくいろいろと有望な端末。次はこれかなー。

*1:最近はiPhone Appが実験場になるケースも多いが、少なくとも国産サービスはともかく海外サービスの実験場として日本向けモバイルアクセスが用意、なんて面白事態は無いだろう。国産のも面白いけど海外のも使いたいし。