この頃のプリンタってすごいね。

年賀状の季節ですが、プリンタって普段さほど使わなくて、いざ使おうとするとうまく動かない機械ナンバーワンだと思う。
動かしてみると赤が出ない。そして復旧しないかいじってると今度は黒インクを認識できないと言い出してもうどうしようもない。まあ一番安いのだし、互換インク入れたり無理させてたからもうだめなんでしょうってことで、新しいのを買いました。

ウチの場合プリンタに求めるものというと、そこそこの出力品質とできるだけ安いランニングコスト、あと今の主力機のUbuntuマシンから正常に扱えること。そしてできるだけ安価な本体価格。
ということで探すとこれが引っかかった。ブラザーってミシン屋さんじゃなかったっけ、プリンタはどうなんだろう?と思ったけど*1今までずっとエプソンのばかり*2でたまには別のとこのもいいかも思ったので決定。


届いたら、まず設置作業。
電源を入れてテストページの印刷が終わったら、ネットワークの設定をするか聞いてくる。これ、一番安いのに無線LANアダプタ付きなので設定するを選んで、WPSを開始。ルータ側のWPSボタンを押してしばらく待つと設定がすんなり終わり、接続先のSSIDとかを書いた紙が出てくる。USBでつなぐ手間と対して変わらない気がする。
そのままでもDHCPIPアドレスが振られるので使えるはずですが、固定に変更。1行液晶が付いてるのでそこを見ながら、本体のボタンで設定ができる。


初期設定が終わったら次はPCの設定がセオリーですけど、これGoogleクラウドプリント対応なのでそっちが試したくって、先にその設定をする。おもむろにさっき振ったIPアドレスChromeに入れて管理画面。最近のプリンタはHTTPしゃべるのかーとか思いながら、Googleクラウドプリントのリンクをたどって登録ボタンを押すと、Googleに飛ばされて認証が行われ、デバイス登録が終わる。1行液晶とボタンでGoogleアカウントの入力するならやだなーとか思ってたけど、全然そんなことなかった。簡単すぎる。
後はもう刷り放題。Chromeのプリントダイアログからクラウドプリントを指定して、印刷指示を出すとすぐに出力が始まる。Androidからでも同じように印刷できる。クラウドプリントのアプリへ共有で投げるとか、ドライブアプリから直接指示を出すとか。Gmailはアプリからできないけど、Web版なら印刷指示が出せる。


で、ひとしきり遊んだ後でPC側もセットアップ。このページからドライバをダウンロードして、おもむろにdpkg -i。
Brother Solutions Center
で設定-プリンタから設定追加しようとすると、もう設定がある!?自動認識されたんでしょうか。
テストページもすんなり吐き出されて、ほぼ普通に使えるようになった。フチなし印刷だけは出来なかったですが。どこか設定を変えればできるかもしれないけど、まだ見つけられてない。

さて、プリンタ部はすんなり動いたわけですがスキャナ部はどうだろう。
こちらの記事のとおりにドライバをdpkg -iして登録コマンド投入。
【Ubuntu 12.10 64bit】 スキャナドライバーのインストール&設定 -- (環境はブラザー DCP-J925Nをネットワーク接続):なんでもかんでもコンピュータ:So-netブログ
ここでIPアドレス投入するので、固定しておいて正解かも。あとはGIMPからxsaneを呼び出してスキャン実行すると、いとも簡単に取り込まれた。
あんまりにもあっさり動くのでなんか不安になるくらい。


無線LAN接続可能なのは思ったよりも便利だったし、給紙トレーがあるので紙を入れっぱなしにしておけばすぐに印刷ができて楽ちん。前だと、

  1. 電源投入
  2. 給紙シューター展開
  3. 紙を持ってきて投入
  4. 印刷実行

だったのが、これだと常にスリープ状態で待ち受けてるし、給紙トレーには常に紙を入れておける*3ので、

  1. 印刷実行

だけでOK。

結果として、買って正解でした。安価なのに多機能かつ扱いやすい。インクもそんなに高価くないみたいですし。

*1:なんか外国ではシェア高いらしいです

*2:唯一、アルプスのマイクロドライプリンタを持ってた時もありましたが。

*3:前のは給紙シューターを開きっぱなしだとホコリが入るので、閉じておかないといけなかった