再会の感情。

愛蔵版をきっかけに、全てのシナリオを最初から追いなおしてるわけですが。
たいてい物語を読み直すって、初見とは違って驚きは無いし、比較的安心感が有ったりするんですけど。筋を覚えてるし。
でも、この物語は特別。
確かに驚きは無い。でもその代わりに心を埋め尽くしてしまう感情が、いくつか。
通奏低音のように広がるのが、悲しさとか切なさも有るけど、一番心をかき乱すのが、恐れ。
結末へと突き進んでいく事への恐れとでも言うのか。運命の歯車が、止めようも無く回り続ける事への恐れ。
怖いですよ、この物語は。
しかも、結末は知っている。筋も覚えてる。故に真の意味が分かってぞっとするような言葉の数々。こういうのも怖い。