私の増える城。

カケラの樹のAppEngine移行に失敗し、続いて読書びよりの移行にも失敗したわけですが*1、これはとてもまずい傾向だって思ってた。けど、この記事を読んで認識が変わった。

スケールアウトからスケールアップへの回帰:Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

この記事を読んで改めて考えると、現行インフラをそのまま使い続けるのも確かに悪くないと思えるように。ウチのケースで置き換えて考えると、現在運用中の各サービスがサーバの性能限界を越えて止まったことはない*2。現状の成長曲線を見る限り、性能限界に到達するのはまだまだ先な上に、時々行われるLinodeの増強を考慮すると、到達しないかもしれない。もし到達したにせよ、コントロールパネルからリソース追加を行えばしばらくは事足りる。
ならば、AppEngine移行にかけるリソースで新規プロジェクトを回した方が得策。
AppEngineとかのキャッチアップは続ける。新規開発なら今までの物を使い回そうとしてこけることもないだろうし、運用の楽さは魅力的。これから先伸び続ける分野だろうから、そこから目を背けるのは技術者としてもありえない。ただし、既存の移行は考えないでいこうかなと、思った。

*1:先日稼働した新システムは従来のインフラ上で稼働している

*2:月燈火はよく止まりましたが。