消えるものと消えないものと。


もし明日、突然人類が消滅したら一体何が起こるのか?というシミュレーション。
大まかなところ、建物の類は数十年もすれば緑に呑まれて朽ちていく。不滅なモノってさほど多くないのだけど、プラスチックなんかは粉々になっても無くなりはしないって言うのに驚いた。確かに自然界では分解されないからポイ捨てしちゃ駄目だよー、って話は良く聞くからその通りなんだろうけど、微細粉末になっても消えたわけじゃなく生物濃縮されていく、って聞くと結構ヤバい気がするね。そう言う粉、現実に問題になりつつあるそうです。


また、放射性廃棄物とか地下封じ込めした炭酸ガスとかのエピソードも興味深かった。こういう施設って今後数千-数万年にわたって眠っていてもらわなきゃ困るわけだけど、人の言葉は数百年程度で変化して理解困難になるというので、アメリカの高レベル放射性廃棄物の最終処分施設にはこんな対策をしてるんだそう。

  • (とりあえず)8ヶ国語での警告文と、図解を刻んだプレートをあちこちに
    • 大理石でつくったもの(劣化に強い)
    • 金属製のもの
  • レーダー反射器
  • 磁石

将来この施設を掘り当てた人類に、とにかく「なんかヤバそうなモノが埋まっているということ」を伝えるためにこういう物を埋めるそうです。ボイジャーに積まれた、異星人に人類を説明するための銘板(とレコード)に対比されてたけど、まさにそんな感じ。
何ともスケールの大きな話。