その少しが、待てない。

Flex Builder2評価版を入れて、Flex2での開発を試してます。これ、前評判通りかなり素性のいい開発環境。Flex Builderを使えばグラフィカルにGUIを設計できるし、SDKだけを使ってテキストエディタでコーディングする場合でも、単純なXMLを書いてやればすぐさまGUIができあがる。HTML+CSS+JavaScriptでの開発と違って、元々GUIアプリケーションを書くことを想定して作ってあるから、無理なくUIが組める。最近は便利なCSSライブラリとかもそろってきてるけど、それでもFlex2は楽に見える。
実行環境も、AVM2を擁するFlash Player9だから実行は高速だし、Adobeはやっぱりデザイン系の会社だけあって標準のGUI要素もきれいに出来てる。Flash Playerが古いと実行できないのがネックになりそうな気がするけど、自サイトのアクセス解析を見る限り、最新の9が相当数普及してる。これ、YouTubeなんかの動画共有サイトの効果なんかな。
そんなこんなで結構よさそう、Flex2
ただし、ちょっと残念なこともある。実際の開発はMXMLやASを書いて、コンパイラに通してからブラウザで実行させつつ進めていくんだけど、Rubyなんかでの開発と比べるとこのコンパイル作業がかなりうっとうしい。コンパイル作業がある分出来たものの実行は高速化されるんだし、処理時間コストをどこで払うかって問題なんだけど、とにかく開発中はこれが邪魔。コード修正即実行って流れにならない分、スピード感が損なわれてると思う。