広める。ということ。

さて、一眠りしてちょっと落ち着いたので、いろいろと探ってみました。
OS Xでも「ヒトナツの夢」を堪能出来ます。
この作品、エンジンにNScripterを使用しているため、互換エンジンのONScripterが使えます。
まずはこのサイトから必要ライブラリ群を入手、全てインストール。
ONScripter for Mac OS X
そしてこのサイトのバイナリパッケージは使わず*1に、ONScripterのオフィシャルサイトからonscripter-20051115.tar.gzを入手。適当なところに展開して、

make -f makefile.MacOSX

TrueTypeフォントが要るので好みの物を用意しておきます。私はみかちゃんフォントで動作確認してます。
指示通りにdefault.ttfとリネームしておいておきます。
次に、「ヒトナツの夢」のインストーラパッケージを入手します。帯域とHDDに余裕があればフルボイス化パッチも同時に落としておきます。
exeじゃないか、どうしろと。と途方に暮れるのはまだ早い。これ、単にRARの自己解凍アーカイブなので、このサイトからOS X向けのRARアーカイバを入手。
WinRAR archiver, a powerful tool to process RAR and ZIP files
そしておもむろに

unrar x hitonatu103.exe
unrar x hitovo101.exe

音声パッチのreadmeの指示通りにファイルを移動します。
これで準備完了、といきたいところですが厄介な事にBGMがWMA。MP3じゃないと困ります。
というわけでVLCの出番。面倒ですが手作業11回繰り返し。自動化出来ないかな?
VLCでファイル→Streaming/Transcoding Wizard。
Transcode/Save to Fileを選択して入力の選択。data/music/bgm/bgm*.wmaを開き、Transcode audioのみチェックを入れてCodecをMP3にセット。
Encapsulation formatはRAWにします。
出力ファイル名を指定して、ウィザード終了。
これを11回繰り返します。で、.rawファイルがそろったら拡張子を.wmaに変更。元のファイル名と同じ名前にします。
出来上がった中身MP3なBGMファイルをdata/music/bgm/に格納。既存のファイルは上書きしちゃってもいいし、どこかに避けておいてもOK。
さて、準備が整いました。ONScripterをmakeしたフォルダ中に、onscripterというファイル名のバイナリが出来てるはずなので、それを「ヒトナツの夢」のdataフォルダに入れます。このとき、default.ttfも同じところに入れます。
そのフォルダに移動して、ターミナルから

./onscripter

はい、これでほぼ完動。後はひたすらストーリーに浸かって、追うだけ。
メニューの描画がおかしいですが、本編の表示は問題ないはずです。

*1:古いバージョンだからなのか動作しない