トップページに書く中身。

ウェブアプリケーションの玄関口、トップページ。
検索によってユーザの流入経路は多様化しているから必ずトップが最初に触れるページとは限らないとはいえ、アプリケーション自体が紹介される場合はほぼ確実にトップへのリンクが張られるし、その重要度は高い。
ここに置く内容は、どのようなものがいいだろうか。
まず、初見の人にこのアプリケーションの内容を伝えないといけないから、アプリケーションの紹介を書くべきでしょう。
この紹介文は、出来るだけ具体的に書いた方がいい。開発時に想定した、使用シーンのモデルケースを書けばちょうどいいかな。
「このアプリの機能はいろいろ応用が利くから、ユーザには存分にいじり回して様々な使い方をしてもらいたい。だからあえて例は書かない。」と言うあなた、その気持ちはよーく分かります。私もそうだったから。
けどちょっと考えて欲しい。使い方が例示されてないって事は、それを使うとどうなるかをユーザが考えないといけない。つまり、使うことによって得られるメリットを認識できるまでに、ワンクッション挟むことになる。
この世の中には様々な製品が日々生まれてはアテンションを確保しようとユーザの前にやってくる。そんな中では、ユーザの注意を一つのプロダクトが惹いていられる期間って、ごく短いはずなんだよね。特に初出のものだと。
これは自分にとって有用なのか、ユーザは半信半疑でちらっと見る。その一瞬の間に製品の魅力を伝えて、引きずり込むのが紹介文の役目。だから、なるべくユーザのリソースを使わずに、使用イメージを流し込めるモデルケースの例示が有効で、想像力を要求するような抽象的な文になればなるほど不利になっていく。
もちろん、思わせぶりな言葉で「これなんだろう?」とユーザの興味を惹く手もある。けどそれをするには絶妙なキャッチコピーをひねり出す必要があるわけで、思いつかなければモデルケースの例示なんて直球を投げた方が、いい結果は得られるんじゃないかな。