過ぎてた。

AOR2007月燈火を出品するので忙しかったのかすっかり忘れてたけど、カケラの樹が1周年過ぎてました。
振り返ってみると、最初はほとんどの処理をサーバでやっていて、順次クライアント側にJavaScriptで処理を移していってた。その後大幅に手を入れたJSベースエディタの計画は失敗。そのロジックをだいぶ流用して、Flex2でのエディタを開発、入れ替えて今に至る。
初期のはそりゃもう酷い物で、データ破損が多発していた。改良を重ねるにつれてだいぶ安定したんだけど、今のFlexエディタでもたまにデータが壊れる。まだ完全にサーバから独立していないのも問題の一つ。
そして今やってるkawanishiプロジェクトだけど、ふたたびJSベースのエディタに戻ります。
Flex2はいいプラットフォームだった。なんと言ってもFlash Playerの単一プラットフォーム上だからクロスブラウザ互換性を気にせずに済む*1し、高速。だけど、どうしてもコンパイルを要するからなんかテンポが悪かったり、いくら普及率90%以上とはいえFlash Playerが入ってなかったり、有っても古かったりするのが萎えるポイント。
今回はフルJSでエディタを実装し、サーバ側のデータ構造にも大幅に手を入れる。その上でクライアントサイドで文書編集が完結できるようにし、データ破損の危険を格段に減らすのが目標。
その後の展開としては、Google Gearsでのオフライン対応とかiPhone対応とか?フルJS実装はこれらの布石でもあるけど、どうなるかな。GearsはいいとしてiPhone対応しても日本に入ってこないと何の意味もないんだけど。
iPod Touchは面白いデバイスだけど、Google Wi-Fiがあるサンフランシスコなんかならいざ知らず出先じゃ手も足も出ないわけで、やっぱりどっちかというとiPhoneが欲しい。

*1:現行エディタはHTML/JavaScriptとのハイブリッドなので多少の配慮は必要だが