ここはどこなんですか。

WindowsMobile用のGoogle Mapsアプリケーションを試してみました。これ、とても良くできてる。
モバイル機だとネットワークアクセスは大抵遅い。ウィルコムの1x契約だと32kしかでないし、最速でも256kだったっけ。e-mobileならメガビットクラスの速度が出るし、Wi-Fiにぶら下がっていても高速ではあるけど、出先で使うとなるとそうそう速い回線が使えると思わない方がいい。さらに端末自体の処理速度もそんな速くないから*1、遅い回線と相まって地図の表示も遅くなる。
こんなハンディがある環境で、少しでも快適に使える工夫がうれしい。地図を見たいとき、一番見たいのはやっぱりど真ん中。デジタル地図だと検索掛けた地点が中央に表示されるから、この傾向は顕著。だから、このアプリでは普通に画面の右上から描いていく代わり、中央から放射状に表示していくようになってる。一回見ればなーんだって感じのちょっとした工夫だけど、効果は絶大。
PC向けGoogle Mapsでおなじみのずるずる引っ張れるスクロール操作や自在な拡大縮小は当然ちゃんと使えるし、とても使いやすく仕上がってます。gmm_naviってユーティリティを使うとGPSモジュールが付いて無くても、W-SIMの位置情報から現在位置を引いてくれるからさらに便利に。

*1:iPhoneとかiPod Touchなんかの化け物はこの際置いておく