ネイティブなキャンバス。
InkscapeがOS XネイティブなGTK+使って動いた、と言う話を聞いて、GIMPも動かないかな?と思ってやってみました。
結果。
なんとか動きました。デュアルディスプレイ環境だとメニューが変なとこに吹っ飛んでいくとか、日本語が全く通らないとか問題はあるけど一応動いてます。パフォーマンスはまあまあ。X11でのGIMPよりは心持ち扱いやすいかな?
手順
まずこのページの通り、GTK+のOS X移植版をビルドします。ビルドスクリプトをダウンロードして、適当なところに配置。実行権限付けときます。
続いて下準備。
$ sudo port install cogito $ sudo port install subversion $ sudo port install curl $ sudo port install libart_lgpl
そしておもむろにコマンド投入。
$ sudo ./build__gtk.sh bootstrap $ sudo ./build__gtk.sh build all
終わったら、/opt/gtk/lib/pkgconfigに/opt/local/lib/pkgconfigの中身をコピーします。上書きはしちゃダメ。
それではGIMPのビルドにかかります。tarballを解凍した上で、
$ CFLAGS="-flat_namespace -undefined suppress" ./configure --prefix=/opt/gtk --without-libtiff --without-libjpeg --disable-python $ make $ sudo make install
お疲れ様でした。早速起動しましょう。
$ export PATH=/opt/gtk/bin:$PATH $ LANG=en_US gimp-2.3
でも実用にするならまだGimp.appの方がいいかも。