伝説のアレ。
FINAL FANTASY — ファイナルファンタジー — (スタンダード・エディション)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2002/02/22
- メディア: DVD
今更感がひしひしとするんだけど、3DCGフリークとしては是非観ておかなければならんでしょ、って事で観ました。
すっごく面白かったよ!
……コメンタリーが。
映像、確かにかなりリアルではあるんだけど惜しい感ばりばりで、なんだか中途半端。数年前の作品だから比べるのも酷なんだろうけど、現在の技術でならもっとフォトリアリスティックな映像が出来るんじゃない?と。
CG映像で致命的なのは、なんだか中途半端にリアルって事なんだろうと思う。この点、同じフル3DCG映画でもAPPLESEEDはよくできてた。フォトリアリスティックな映像を志向するかわりに、トゥーンシェーディングで普通のアニメーションの感覚を求めつつ、CGのダイナミックな動きも同時に追っかける。
あちこちのレビューで見るストーリーの展開については、まあまあかなと。わっかりにくいし説明台詞もぱらぱらとあって気持ちのいい流れではないんだけど、そんなに致命的にダメでもないんじゃないかな。あんまりヒットするとも思えない*1けど。
で、いまいちぱっとしないんだけどコメンタリーモードに切り替えると面白い。興味深いって事ね。
莫大な制作費と技術が惜しげもなく投入されてる野心的なプロジェクトって事がよく分かる。CG技術に興味が有ればこれは必見なんじゃないかな。
後、ちょっとくすっとしたのが、コメンタリーでしょっちゅう「このデータは重くてどうのこうの」とかなんとか。登場人物が複数出てくるシーンでも、一度に二人くらいずつレンダリングして後で合成して……って言う下りがしょっちゅう出てきます。時代の流れが感じられる*2かも。
あ、そだ。最大のマイナスポイントはアレかも。