さよならJA804K。

コスモス柄で丘珠に居たANAウィングスのDHC-8-300、JA804Kが本日最終フライトを終えました。
残念ながら出発地引き返しになってしまいましたが……。
ANA、DHC-8-300を退役 羽田/三宅島線ラストフライトは羽田引き返し - 機体記号 : JA804K | FlyTeam ニュース
記念として以前撮った写真を何枚か貼っておきます。今までお疲れ様でした。




















通信費を抑えたくて。

Galaxy Nexusの購入サポート期間が過ぎたので、今後のことを考えてみようと思った。消費税も物価も上がるしね。

前提条件

  • 現在の回線は音声通話用に維持*1
  • 操作する端末は一つにしたい*2
  • root権限は必要
  • エリアは現在と同等の物が必要
  • 通信品質が良くなるに越したことはない

現状維持

何も変わらないが、Xiへの置き換えでも行われてるのか通信品質が落ちてきたのが気に入らない。
(パケホーダイフラット\5460+mopera Uライトプラン\315)×24ヶ月=\132360

Galaxy S4に機種変更

root権限剥奪なので却下。

Nexus5購入

一部のFOMAプラスエリアが使えず、エリアカバレッジが低下するので却下。

OCNモバイルONEかb-mobileを契約

Xi回線をデータ通信用に追加する形。モバイルルータが増えるが許容範囲。Xiエリア外でもFOMAに落ちるためエリアカバレッジの問題もなく、通信品質も多少は改善されるはず。*3
[rakuten:goosimseller:10000125:detail]
FS010W\14800+送料\810+OCNモバイルONE 2.0GB/月コース\1580*24ヶ月=\53530

b-mobile4G WiFi3 Happyパッケージ\24900+月額基本料\1560*24=\62340


b-mobileの方が1GB多いですが\9820高価い。my docomo見るとぎりぎりなんとかならなくもなさそうなのでOCNにしましょうか。でも月あたり400円ちょっとだし、どうしよう?

*1:家族間通話の関係

*2:モバイルルータの類は追加可

*3:Xiは遅いという評判ですがFOMA単体よりはマシでしょ?

より手軽に翼を授かる。

この年末年始で、話題のLCCのうちAPJとJJPを試してみました。
FSCに慣れてると戸惑う、と良く聞きますがどちらも思ったよりは普通で、悪くなかったです。今後も使うかな。

APJ

アナウンスの内容にしろタイミングにしろ、まんまANAだこれ。あまり航空機使わないヒト向けらしきセリフが混じるのは、今までとは違う客層が掘り起こされてるってことなんかな。
搭乗時に窓側から順次積んでいくのは良く出来てる。通路側が埋まってる状態で窓側に座ろうとすると一旦どいてもらう必要があるけど、それが減らせる。
KIXのT2は造りの簡素さがなんだか万博のパビリオンっぽくて、ちょっと懐かしい感じ。

JJP

アナウンスの内容、タイミングが知らない感じだったりキャビンクルーへ機長からの連絡がアナウンスで入るとか、新鮮な感じの機内。日航カンタスはこうなのか、もしくはジェットスター本体がこうなのか。
KIXではLCCなんだしT2かと思いきやT1だし、挙句の果てにPBB使うし、便利なんだけどいいのかそれ。
機内誌があるのもちょっと意外。まあ薄いし、隔月発行なのはらしいかも。
ウェブチェックイン後印刷する必要があるのはちょっと邪魔くさい。携帯の画面にバーコード表示するのでもいいと思うんだけどなんでだろ。
コールサインはオレンジライナー。知ってないと聞いても分かんないですね。

全般

預け入れ手荷物を有料にしたがために持ち込み手荷物が大きくなってる感がある。結果、収納棚に収めるのに手間取ってプッシュバック開始が遅れるので悩ましい問題なんだろうなあと。
座席の間隔は短距離だし気にはならず。これで十分かなー。


こうして手軽に旅ができるようになると着陸枠も有効活用されるしいいですよね。

この頃のプリンタってすごいね。

年賀状の季節ですが、プリンタって普段さほど使わなくて、いざ使おうとするとうまく動かない機械ナンバーワンだと思う。
動かしてみると赤が出ない。そして復旧しないかいじってると今度は黒インクを認識できないと言い出してもうどうしようもない。まあ一番安いのだし、互換インク入れたり無理させてたからもうだめなんでしょうってことで、新しいのを買いました。

ウチの場合プリンタに求めるものというと、そこそこの出力品質とできるだけ安いランニングコスト、あと今の主力機のUbuntuマシンから正常に扱えること。そしてできるだけ安価な本体価格。
ということで探すとこれが引っかかった。ブラザーってミシン屋さんじゃなかったっけ、プリンタはどうなんだろう?と思ったけど*1今までずっとエプソンのばかり*2でたまには別のとこのもいいかも思ったので決定。


届いたら、まず設置作業。
電源を入れてテストページの印刷が終わったら、ネットワークの設定をするか聞いてくる。これ、一番安いのに無線LANアダプタ付きなので設定するを選んで、WPSを開始。ルータ側のWPSボタンを押してしばらく待つと設定がすんなり終わり、接続先のSSIDとかを書いた紙が出てくる。USBでつなぐ手間と対して変わらない気がする。
そのままでもDHCPIPアドレスが振られるので使えるはずですが、固定に変更。1行液晶が付いてるのでそこを見ながら、本体のボタンで設定ができる。


初期設定が終わったら次はPCの設定がセオリーですけど、これGoogleクラウドプリント対応なのでそっちが試したくって、先にその設定をする。おもむろにさっき振ったIPアドレスChromeに入れて管理画面。最近のプリンタはHTTPしゃべるのかーとか思いながら、Googleクラウドプリントのリンクをたどって登録ボタンを押すと、Googleに飛ばされて認証が行われ、デバイス登録が終わる。1行液晶とボタンでGoogleアカウントの入力するならやだなーとか思ってたけど、全然そんなことなかった。簡単すぎる。
後はもう刷り放題。Chromeのプリントダイアログからクラウドプリントを指定して、印刷指示を出すとすぐに出力が始まる。Androidからでも同じように印刷できる。クラウドプリントのアプリへ共有で投げるとか、ドライブアプリから直接指示を出すとか。Gmailはアプリからできないけど、Web版なら印刷指示が出せる。


で、ひとしきり遊んだ後でPC側もセットアップ。このページからドライバをダウンロードして、おもむろにdpkg -i。
Brother Solutions Center
で設定-プリンタから設定追加しようとすると、もう設定がある!?自動認識されたんでしょうか。
テストページもすんなり吐き出されて、ほぼ普通に使えるようになった。フチなし印刷だけは出来なかったですが。どこか設定を変えればできるかもしれないけど、まだ見つけられてない。

さて、プリンタ部はすんなり動いたわけですがスキャナ部はどうだろう。
こちらの記事のとおりにドライバをdpkg -iして登録コマンド投入。
【Ubuntu 12.10 64bit】 スキャナドライバーのインストール&設定 -- (環境はブラザー DCP-J925Nをネットワーク接続):なんでもかんでもコンピュータ:So-netブログ
ここでIPアドレス投入するので、固定しておいて正解かも。あとはGIMPからxsaneを呼び出してスキャン実行すると、いとも簡単に取り込まれた。
あんまりにもあっさり動くのでなんか不安になるくらい。


無線LAN接続可能なのは思ったよりも便利だったし、給紙トレーがあるので紙を入れっぱなしにしておけばすぐに印刷ができて楽ちん。前だと、

  1. 電源投入
  2. 給紙シューター展開
  3. 紙を持ってきて投入
  4. 印刷実行

だったのが、これだと常にスリープ状態で待ち受けてるし、給紙トレーには常に紙を入れておける*3ので、

  1. 印刷実行

だけでOK。

結果として、買って正解でした。安価なのに多機能かつ扱いやすい。インクもそんなに高価くないみたいですし。

*1:なんか外国ではシェア高いらしいです

*2:唯一、アルプスのマイクロドライプリンタを持ってた時もありましたが。

*3:前のは給紙シューターを開きっぱなしだとホコリが入るので、閉じておかないといけなかった

『明日また君の家へ』がものすごく刺さった。

しばらく放置していたダイアリーに、だらだらとめんどくさい話を書き始めたことからお分かりだとは思いますが、もう近年稀に見る大ヒット。


悲しくて切なくて、読んでると精神的にきつくて、気分も沈んでしまうような物語が好き。
心をかき乱されてつらいし、泣き疲れてきついし、読後の苦しさがずっと後を引いて何も手につかなくなる。決して快かったり元気になったりなんかしなくて、むしろその逆なのに、その感覚をなぜか求めてしまって、何度も読み返したくなる。そんな作品がたまらなく好き。

けど、そういう作品ってなかなかないんですよね。単なる悲しい話、暗い話じゃあダメなんです。そういうのだと気分が沈むだけで、もう嫌!ってなる。
また、凹まされてそれがいい感じになってきても、エンディングが綺麗にまとまりすぎだとまたダメで。爽やかな後味で、かき乱された感情が整えられて、そこで満足しちゃって後が続かない。

なんかこうやって書いてると、すごいめんどくさい奴に思えてくるけど、まあ実際そうなのかもしれない。


で、この『明日また君の家へ』ですが。
何気なく手にした本で、全くの不意打ちだったのだけど、読む前と読んだあとでは何かこう、すべてが変わってしまった気がする。
ここ数日はもう、かき乱されて凹んだ感情をどうすることも出来なくて。
読み返すか、こうして思いの丈を吐き出すか、また読み返すか、余韻に浸って何も手につかない時間を過ごすかしか出来なくて。
つらいのに繰り返したい。気分が沈んで立ち直れなくなりそうな、恐怖にも似た感覚に襲われるのに、そこから抜け出したくなくなる。
こんな風になる作品は、これまで数えるほどしか知らない。


短編3本と中編1本で綴られたこの本。
前2本の"Skew Lines"、"again"でまずぎゅうっと胸が締め付けられて、ああこの切なさがなんかいいなあ、と。
綺麗に終わらなくて、ほろ苦い。
悲しいのに心の奥が少し、暖かくなる、そんな一見矛盾した感覚が心地いい。

そして3本目の"よりみち"。このお話はほんわかできて優しい気持ちに。
悲しかったのが癒されるようで、なんだかいい気分だな〜っと。

そうして粒ぞろいの短編にいろんな思いを想起されて、中編"Virtual"に突入するわけです。
扉のキャプションに少し、不穏なものを感じながらも読み進めていく。
はじめは、微笑ましい幼馴染のじゃれあいで、なんだか嬉しくなってくる。けれどそこかしこに差し込まれるモノローグに不安を覚えつつ、進んでいくと、1話め(.25)の結びで「えっ」と。
そこからはもう一直線。巧みに編みこまれる回想で明かされていく一つの嘘と、それによって危うさを秘めながら形作られていく現在。一見幸せそうなのに、実は痛いくらいに切なくて、ページを進めるたび恐れが募っていく。
そして、膨らみきった嘘が、弾ける。

もう、泣くしかなかった。


そして訪れる束の間の安息と、畳み掛けるように突きつけられるもう一つの現実、もしくは、ボタンの掛け違え。


安易な救いなどなくて。



エピローグを迎えても、この心は深く作品世界に囚われたまま。

くろば・U先生の持ち味なのか、高密度に折りたたまれた内容が画面に込められてるように思う。何度読み返しても、瑞々しさが失われない。
そんなだからまた、何度でも繰り返す。
そうしてまた泣いて、凹んで、より深く囚われていく。

もう、抜け出せやしない。

ささやかでも、未来のために。


特定非営利活動法人うぐいすリボンへ寄付をしました。
焼け石に水かもしれないけど、
いろいろな作家さんの創作活動が萎縮して、作品が読めなくなるのは嫌だし。
表現の自由は、Webアプリケーションエンジニアにも関わってくる話だし。


少しでもいい方向へ事態が進むことを願って。